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アメリカ同時多発テロ事件から、20年。
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現代史の始まり。世紀末から、新世紀。幕開けが、このような大事件で、喚起されるとは、誰も思わなかったろう。
我が目を疑ったは、まるで劇映画のワン・シーンが飛び込んで来て。それが、あの摩天楼のビル群。その最も青空に映える、超高層ビル。しかも、隣接がそれも、連続して。
炎上、衝突してる瞬間は。もう、この世の終わり。
それを、肉眼で眼上に見た、ニューヨーク市民。
先ず、信じがたい!!
戦闘機の単独侵入、レーダー網をかいくぐって。それが、まさに二番機の機体の大きさから。ハイジャックされた、民間旅客機。
市街の日常的生活の市民からすれば。後何機が、来るやら。パニックは始まっている。
その終わりが見えない不安と恐怖。
どうやって、何処まで逃げる。脱出できようか。何十万、いやそれ以上。
群衆、そしてまた群衆。掻き分け、声掛け合い。
衝突のエネルギーは、炎上と圧力でビルの構造鉄骨を溶かす程だった。
もろくも崩落する巨塔。その粉じん雪崩が、歩行する足元へ流れ込んで来る。
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アメリカを母国とする、市民の胸中、心境は如何ばかりか。
初めて、そう思ったものだ。
そこは、アジアの半島でも、海でもないのだから。
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当時の大統領も、式辞を述べる。あの時、瓦礫と廃墟と化した現場で、消防隊員やら警官、そして被災民に囲まれ。手にした拡声器一つ。選ぶ言葉に、度々窮しただろう。
彼の両肩の背負った、十字架の重さは。犠牲者の未だ判明しない未知数。
やっと耐えてる。
そこには、ひとりの市民が、選ばれたが故。
彼が、発言しなければならない。同朋に、訴えなければ。
彼が国民を、説き伏せ、鎮めなければ。
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犯人像が、逐次解明されるに及んで。
それは、島国特有の神道でもなければ、ブディズムでもない。
キリスト教の神と、アラーの神だ。彼らの神だ。
その闘いだし、戦を開けてしまった。
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