キーウ=佐藤貴生】ウクライナ軍当局は2日、ロシア軍による同日

未明にかけた攻撃で、約40機の露軍の無人機を撃墜したと明らか

にした。首都キーウ(キエフ)などが攻撃を受けたが、防空システム

が作動したとみられる。露軍は1日も未明からキーウとその周辺を

無人機で攻撃。キーウ州のクレバ知事は無人機が約30機で、

インフラ施設を攻撃したと述べていた。

2日未明にかけた攻撃では、キーウで午前4時前まで4時間以上、

空襲警報が発令された。1日未明はキーウ上空で数回の爆発音が

聞こえた。防空システムが無人機を空中で撃墜した際の爆発音の

可能性がある。ウクライナ空軍は昨年12月31日から1日未明に

計45機のイラン製無人機を撃墜したと説明していた。2日に新たに

40機を撃墜したとしており、計80機以上が迎撃された計算になる。

露軍は31日に20発以上のミサイルを発射し、1人が死亡して

20人以上が負傷した。キーウでは中心部のホテルなどに被害が出た。

朝日新聞社広報部は31日、キーウで映像報道部所属の関田航

カメラマンが負傷したと明らかにした。南部ミコライウなどでも

攻撃があった。キーウのホテルは一角が上層階からえぐれるように

崩落し、周囲の建物の窓ガラスが割れるなど、衝撃の大きさを

うかがわせた。現場でキーウ在住のビタリーさん(71)は、

「露軍の攻撃は狂気の沙汰としか言いようがない。ウクライナは絶対

に屈しないし、ミサイルや無人機の攻撃など怖くはない」と話した。

(産経)

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