かいふう

近未来への展望や、如何に。

700万と、800万。

kaihuuinternet2007-09-09

あるTV番組を視聴していて、終了後もこの二つの数字が頭から離れなかった。
700万は、ある国の首都圏の一日の通行車両台数である。
800万は、その国の首都圏の一日の地下の通勤通学等の人の総数である。
なんか変だ。何が変か。700万台は地上を走行する。800万人は地下を移動、地下鉄が走行する。そうこうするうちに、などと云ってられない。
わかるだろう。地上700万台の車の排ガスを、地下鉄乗車800万人の肺呼吸が吸い込むのだ。かくして、それを、これから何年続けるというのか。本能で、地下鉄入り口から、満員車内、移動地下道、深呼吸しやしないだろう。かくして、都会人は、退化に進むのか。美味しい空気を求めて、せめて週末に深呼吸できる森林浴に行楽するだけか、海辺のオゾンを探すだけか。
若い女の胸が豊かは牛乳の脂肪分のせいで、美味しい空気を満喫不可能な肺は潰れたまま、呼吸を抑えるを憶えてしまう。健康な自然を忘れ、通勤通学の不自由をそのまま不自然と諦念してしまう、習慣か。
地下鉄乗車全員が同じ苦痛の中に居るゆえ、地上から降りて換気が送る排ガスをなんともおもわなくなる。なんたる苦行。汚れた空気。
感じなくなったら、おしまいよ。
700万台のある国と、800万人のその国が、実は隠れもしないこの国なんだから。
他の国は、この事を知って、この国はもう滅び始めている、とおもいはしないか、それが気掛かりだ。
ワットの蒸気機関車の石炭ではなくて、石油だから、だろうか。
地上で排出されるCO2の約30%が自動車排ガスだそうだが、こちらの数値は地球的規模でのそれだろう。
「創世記」を開いてみよう。