28 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
29 わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。
マタイによる福音書第十一章２８～３０
「ドクトルジバゴ」のテーマ曲(^^♪
ここ数日。口笛吹く感じで、ある曲が浮かんで来た。何のメロディかと、反芻するに。
「ドクトルジバゴ」の主題歌。多分、テレビで視聴したのだろう。
主人公を演じたが、エジプト人の俳優。偏見がひとつ、溶けた。
口笛吹く感じ。これって、私の奇跡の、ひとつ。認定する。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
ある少年が、十代後半の、黒い学生服での、授業。
突然、隣席の友達から、常識外れの接待を受けた。彼が、いきなり、私の耳元で、大声を、あろうことか。外耳へと放ったのである。
一瞬、何事か、疑った。何を。
誰を。
しばらく、茫然自失。「アンビリーバブル.」
後年。数十年経って。彼を見つけ、電話した。彼の自宅へ、抗議へ出かけた訳ではない。「音楽室だぞ。音楽の時間だぞ。」
数十年のウラミツラミは、かなりのものだ。此の事は、紛れも無く、被害者は私だ。
別に、音楽のプロになる訳でもなく。なれそうにもない。
選択科目故。授業を受けて、テストで、合否が決まる。
つまり、将来プロを夢見る生徒、可取れば可の学生。様々が授業してる。
とても、可取る生徒には、もう思えなかった。事後、はね。
私は、欠損を負った。以後、クタばるまで、棺桶に入るまで。それを、背負って行かねばならぬ。友達と思った隣人の、非常識でである。
それは、結果としての。自己の友人選択の眼力の無さ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
彼にカウンタ―パンチ。機会は、二度あった。最初は、すぐその時。
暴音を受けた、反対側の腕でもって。半円描けば、奴の前歯一本折れる。
『眼には、眼を。』。どっかで耳にした。でも、それやると。コーラン全巻読まねばならぬ事になるかも。そんな時間ない。通学途中で購入のある書物。未信者でも、なれたら、そこまで準急で行けるのだから。
洋画の主人公が放つは、ストレートだろう。音楽の時間、合唱して座して。アッパーも、位置的に無理。映像的劇的は、その当たり。白帯の授業では、それ以外のボクシング技が浮かんでこない。暴音に、中耳まで熱を持ってしまった。
授業後に、体育館が入口の水道蛇口で、ハンカチで冷やしても。『焼け耳に水』。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ベートーヴェンが「楽聖」を知ったは、学生の時。このオチを、終生持ち続けるが可能なら。医者が所見、「感音性の、軽度難聴ですね。」も、受け入れようか。
年末恒例。障がい者も共に歌う、「楽聖」の定番。それを聴くに。
奴も、同じ時間。同じ曲聴いてるんかな。被害者は、欠損で、軽度障がい者で、棺桶入るまでな。この怒りは、正当なものだ。奴が、音感が無かった。センスが無くても、選択科目は取れるんだよな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
後年。「楽聖」が白い胸像の、ある音楽学校の敷地内。花園にひとり、足を踏み入れた。デジャヴュ。わかるでしょ。既視感。以前、来た感覚。初めて訪れたのに。
その体験も、奇跡だろうよ。毎度、云う。ペテロではないが。人を追っかけたのではない。何百年も、人口に膾炙した「楽聖」。それをば、追いかけた。
「ベートーヴェンの生涯」の著作者は、ロマン・ロラン。デジャヴュを発したであろうフランス人ではある。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
岡山のおばあちゃん。ハワイ出身の世界チャンプの得意技が、隣席の奴の前歯一本圧し折れる「ハンマーパンチ」。技名を忘れて、そのパンチは使えない。
自己の怠慢で、虫歯を作る。本人が過失。何故か、前歯が、一本内側に外れて。それ以来、口笛で、ウグイスと応答不可。メジロとにすれば。
ある歯科医院に通い、成功率５％で、治療可能、と所見。
名医は、己が専門の手術。患者が違っても、執刀する医師は、毎度ベストコンディションは当然。
それで、お願いします。保険の範囲内。
手術後。再び、口笛で、ウグイスと応答可となる。その体験も、奇跡だろうよ。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
あの時。奴をカウンターパンチで殴っていたら。
名医に巡りあって。適切な手術を受けられなくて。今も、口笛で、ウグイスと交信は不可能だったのではないか。
梅の樹は、留まる鳥を、差別しない。羽を休める鳥を。
また巡って来た春の訪れを、前もって知らせてくれる。
---------------------------------------------------------------------------
儀式を経て後。私は、自己に不利な事は、ズルいけど。言わない。
何時も、私が損した側にいた。等言った覚えは無い。
アーメン
