かいふう

近未来への展望や、如何に。

学生街の外食店、と呼ぶ。地域のメンバー その8

はたご家

三河・信州は味の里「はたご家」の「おやじ鍋うどん」、毎週木曜日は、千円未満(税込み)のサービス。数年ぶりの大雪で、駅前までの生活道路も、一戸建ての並ぶ閑静な住宅地域は、止んだ後も、家人がスコップ片手に凍結した、除雪作業に時間を取られる。それを見ながら、バス通り手前の十字路。角の店にいつも立つ旗のサービス日とくれば。そこで、入店してしまう。
店内、畳座敷が二間。どちらも、学生たちが集う。ビールも日本酒もあり、田舎造りが、地方出の学生を呼び込む。それとは別に、厚い木製のカウンター席に、ひとり客が各々陣取る。ここのなべ焼きは、下に固形燃料を火点けて出す。グツグツ煮を煮汁ごとたいらげる、何とも武者気分も味わえる所がいい。その日が毎週のサービスでもないのに、食えたは、大雪で出前が叶わず、店主の判断だろう。客が数居れば、待ち時間もかかる。畳の一間に、若夫婦が上がった。座ったまま振り返ると、双子の幼女が居た。まてよ、ここは『ふたご家』でなくて。「はたご家」だったよな。ほんとうに可愛い。